犬肉違法のフィリピン しかしその実態は!?

1998年からフィリピンでは「犬肉取引」は違法となっています。

かつてフィリピンでは、バギオ(フィリピン北部ルソン島べンゲット州)という都市で犬肉食が頻繁におこなわれていました。

ちなみに戦前バギオ土地開発では日本からも多くの移民者が携わった過去があります。 

フィリピンの犬肉と言えばばそもそも祝い行事や追悼儀式にほんの僅かな数の犬たちが犠牲となるだけでしたが、この25年のうちに犬肉市場は拡大し

残念ながら違法となっている現在でもフィリピン北部では至るところに犬肉店は闇に営業されています

フィリピンの犬肉産業:非常に残虐 

違法犬肉商人に捕獲された多くの野犬は即座にトラックの荷台などに乗せられ、水もごはんも無しで ルソン島のベンゲット州まで 数時間掛けて搬送されます。 

通常マズルは空き缶に突っ込まれ、犬たちは口を開けることができません。 パンティングが出来ず 熱帯のフィリピンで体温調節が出来ません。

前足は後ろで1つに括られこの時点ですでに脱臼をしています。酷い痛さ辛さで苦しみます。犠牲になる犬たちの多くは盗まれた家族犬で多くが首輪などが装着されています。 

屠殺場への搬送時ではこのような状態で数時間も身動きが取れずに、目的地到着までに半数近くの犬たちが命を落とします。 
 

しかし犬肉商人にとってはどうせ後で殺して肉にするのですから、お金さえ儲かれば、犬が生きてようが死んでようが苦しんでいようが何だってよいのです。そのような姿勢は、動物を商売にしている典型です。

犬屠殺場に到着した犬たちは、死ぬまで殴りつけられ喉をかき切られ生きたまま毛皮を燃やされ四股は切断されて殺され肉として解体され売られます。 

犬肉食が人体に及ぼす危険性 :

フィリピン国家食肉検査委員会は、犬肉は正規の食肉検査は受けておらず犬肉食は「危険」だと公言しています。 

犬肉食により人体はあらゆる致命的寄生生物(Ecoil107やサルモネラ菌、炭そ菌、ブルセラ属菌、肝臓炎を引き起こすウイルス、レプトスピラ菌など)に感染するリスクが生じます。 

実際にフィリピンでは狂犬病が原因として年に300人と1万頭の犬の死亡例が保健省により報告されています。 

また犬肉食は狂犬病感染と多大なる関連性があり、犬捕獲時、取引時、屠殺時、犬肉消費時などあらゆる場面においても狂犬病キャリアの犬から人体に感染するリスクがあります。 

犬肉産業がある限りその地域でいくら狂犬病を根絶を試みても無駄なのです。 

フィリピン保健省では狂犬病対策を重視し「共和国令第9482号 狂犬病対策法」に基づき、2020年までの狂犬病排除を目指しています。

しかし国内での狂犬病撲滅には、犬肉取引を完全に払拭させる必要があり、 WHO(世界健康機構)は狂犬病対策に集団予防接種や「犬の取引や移動の管理」を呼びかけています。

2007年制定の狂犬病法にも犬肉禁止が盛り込まれています。 

フィリピン犬肉の法的位置 :

1982年首都マニラで食用の犬屠殺・販売が禁止となりその後全土におよび1998年には動物福祉法(Animal Welfare Act)として知られる共和国令第8485条によって「犬肉取引」は禁じられています。違反に対しては1000ペソ(約2000円)以上の罰金、6か月までの禁錮刑 など。 

写真:2018年3月マニラ 毎年恒例「愛犬とのマラソン大会」
現在フィリピンでは多くの人々が犬を家族として愛している

2007年に制定された共和国令第9482条「狂犬病対策法」では違反の処罰に犬1頭につき5000ペソからの罰金、そして犬肉用取引は1年までの実刑判決が定められています。しかし実際にはそのような措置があるに関わらずほとんどの違反は見過ごされることが多い現状となっています。 
 
 

2012年12月5日、国際非営利動物保護団体「NFA」は現地当局との協力でルソン島パンガシナン州の屠殺場急襲により、7人の犬肉関連者が逮捕、49体の犬の死骸の没収、そして22頭の犬たちが保護されました。地元警察ではなく動物保護団体の「NFA」が急襲に及ぶまでのほぼすべてをおこないました。 

2019年10月3日、13人の犬肉取引に対して有罪判決が出ました。以下はこの事件を摘発した英国の動物保護グループによる: 

「有罪判決までは長い道のりでした。第一線で活躍する活動家は動物保護をしながら画像や動画に証拠を収め記録に残さねばなりません。それは非常に危険でハードな仕事です」。

事実を動画や画像にしっかり収めることは非常に重要で裁判などでの貴重な証拠となります」。 

現在フィリピンでは、違法犬肉産業は下降傾向にあるものの、上にあげた以外にも多くの違法犬肉取引犯罪が発生しています。

一部の地域ではまだまだ横行しており、首都のマニラでも地元動物保護団体や当局と闇犬肉ネットワークのバトルは日々繰り広げられています。 

ソース: 

https://www.chanrobles.com/republicactno8485.htm#.XmDMXqgzZPZ

http://pawsphilippines.weebly.com/animal-welfare-laws.html

https://mainichi.jp/english/articles/20190514/p2a/00m/0na/005000c


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