- Posted on 12/3/2020
- Edited on 12/4/2020, 12/3/2022
2020年11月10日(火)午後5時、韓国「違法食用繁殖農場」で保護された24頭の犬たちがついに日本入りを果たしました!
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犬肉産業から保護された犬が日本へやって来たのは、実は今回が初めてではなく過去に1頭~2頭の小規模ではありますが日本で里親になられた方がおられます。
しかし、今回のように24頭いっぺんに養子縁組を求めて渡日したのは紛れもなく日本初です!
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▢
この世に「食用犬」とされる犬の種類など存在しない事実をご存知でしたか?
「食用犬」を意味する韓国の「ヌロンイ」という犬種でさえ、DNA検査の結果、スピッツや柴犬などのミックスだったと言う事実も判明しています。
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渡日した24頭のうち11頭は「生きたまま吊るし焼き殺す天安市違法屠殺場」からの保護犬たちです。 📍記事 →
今回の「犬肉産業保護犬日本受け入れプロジェクト」は、
● 反DCMTJapan (メンバー5名)
● 韓国アニマルライブ団体CARE様 (ソウル)
● わんにゃんランド様 (山口県)
● アニマルライブ様 (佐賀県)
そして日本各地から集まった11名のボランティア様方
の協力のもとに行われました!
犬肉産業から保護された24頭の犬たちは、仁川国際空港から1時間50分のフライトを経て関西国際貨物地区に到着しました。 検疫検査は職員と反DCMTJapanのメンバーがおこないました。
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夕方5時にカーゴ機は到着しましたが犬たちが空港から出てきたのは夜の10時。さらに、犬たちは出発準備で当日は朝7時からケージに入れられておりました。初めての飛行機の騒音はさぞかし怖かっただろうし、日本という地に初めて足を踏み入れて、犬たちはさぞかしお疲れでしたが、検疫検査が終わると、ボランティアさんたちがすぐにケージを掃除し、愛情を込めて、犬たちにオヤツやお水をあたえ、犬たちを和ませました。
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犬たちは空港から出てくると手際よく安全に各車両の荷台にのせられました。
12頭は3台の車両に分かれ山口へ。11頭は乗用車とトラックに分かれ福岡と佐賀へ運ばれました。そのうち1頭はすでに里親さんが決まっています。
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チャコちゃん & 里親さん(右)と反DCMTJapan
https://www.youtube.com/watch?v=jWn8yxYRVd8
一方、反DCMTJapanのスタッフとボランティアさんは、少しでも経費を浮かし寄付にまわす目的で通関の輸入手続きをすべて自身でおこないました。
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事前に数度視察のため関西国際空港貨物地区を訪れ職員さんたちと打ち合わせなどを重ねた為、通関での犬輸入手続きは複雑でしたが比較的スムーズにできました。1つ、輸入納税額算出法だけわからず、某業者さんに頼みました。すると、犬肉保護犬を韓国から迎えるとのことで、通常ではやらないが今回は特別にやっていただきました。しかも、無料でしてくださいました😿💧 本当に、本当に、感謝です❣
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▢
しかし1つだけ、最後の最後の関税の部分で、とんでもないハプニングがありました‼‼
検疫検査後の犬たちの世話をしているあいだ、反DCMTJapanのメンバー1人は、関税手続きへ向かいました。
あらかじめワンチャンたちに掛かる税金は算出していたものの、24頭のカーゴ搬送費(総額380万円)に対しても税金が掛かることは知りませんでした。想定外の出費でした!
関税で、職員さんに「カーゴ機の料金に対しても税金はかかりますよ。いくらでしたか?」
「え!? 空輸代は、380万円ですか!?」と絶句されました。
反DCMTJapanの代表も「(涙)!」です! また、クレジットカードは受け付けておらず、現金のみとのこと。急いでコンビニに走り、なんとか代表本人の口座などからお金を引き下ろし、かき集め、大韓航空カーゴ機の犬の空輸代の消費・地方消費税合わせて、38万200円支払いました。
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結局、検疫がすべてスムーズに終わり、書類の手続きもすべてスムーズに終わったのですが、最後の最後の関税で余計な時間が掛かってしまい、お疲れの24頭やボランティアさんたちを待たせる結果となりました💧🙇♂️
皆さん、もし海外から動物を輸入することがあれは、搬送費にも税金が掛かることを忘れないでください。
~【裏話】実はトラブル続出の末の成功だった ~
初めての企画でもあり、実はこの企画はハプニングの連続でした。しかし、CAREを筆頭に、わんにゃんランド様、アニマルライブ様、そして反DCMTJapanはそれらを全てたくましく乗り越えてきました。
たとえば・・
大韓航空カーゴ機内2か所のエリアを貸し切り、24頭搬送させる代金は、手数料など込みで約380万円掛かりました。とても高いですよね‼ 当初はもちろんパケボラで犬たちを入国させる予定でした。パケボラの場合、航空会社にもよりますが通常1頭5万円前後です。しかし突然襲い掛かったコロナ禍によりパケボラは不可能となり、犬のみで搬送させるしか手段はなく、見積もりよりも3倍も高い料金になってしまいました。この差額分は韓国側が借金をし調整してくれています。皆さん、どうか団体CAREに寄付をお願い致します🙏
日本では「アジアノイヌネコヲマモルカイ(反DCMTJapanと友人団体共同)」が代表して日本からCARE、またはCAREがサポートする市民団体(ロッテの犬を守る会)へ振り込んでいます。CAREの借金分で寄付される方は、送金時にメモ欄にそのように記載してください。
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当初は25頭が日本に来る予定でしたが、数頭は韓国現地で里親が決まったり、そのような事情で、結局、渡日予定のワンコたちは当初より多少入れ替わりました。
ワンコたちは、非常に劣悪な環境で飼育されていたため、CAREの手厚い看護も虚しく、途中で死亡してしまった子もいました。それがショックで責任を感じ辞めてしまったCAREのメンバーの方もおられます。
また、仲間が恐ろしい形で屠殺されている姿を目にした犬たちも多く、保護したばかりの頃は、CAREのシェルターで異常に人を恐れていました。天安市違法屠殺場から保護された犬たちの担当者のリーさんは、何度も何度も噛まれましたし、薬1つ投与するのにも何時間も掛かりました。それでも、決してあきらめることなく、ワンコたちのペースに合わせて、時間をかけてゆっくり、愛情をふんだんに注ぎながら世話をし続けてくださいました。そのおかげで、日本へ来る頃には、みんな見違えるほど(それでも人を恐れているが)人慣れしています!
下の画像は保護されてから2,3カ月経った頃。皆まだ生後1歳くらいの仔犬でした。今より体は小さくて毛並みも顔つきも子供っぽいですね。特にショーくんは1番脅えていて、一切人を見ることができず、壁ばかりを見ていました。
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当初は、2019年の7月に犬たちの日本行きが決定しており、検疫の手続きなども開始し2020年の4月に渡日させることを予定していましたが、コロナ禍の影響で、当初の予定よりも7か月も遅れ、さらに2020年11月で検疫手続きの有効期限が切れることもあり(コロナの影響で手続きを再度おこなうことは難しい)、「2020年11月10日に何とか入国させよう」ということになりました。
しかし11月10日に日本行きが決まった後も、大韓航空は、カーゴ機の予約をなかなか確定してくれませんでした。こちらとしては、確定してもらえない限り、何も準備をすすめることができません。仕方がないので、他の手段を手当たり次第に探したりもしました。また日本の常識は海外では通用せず、韓国の航空会社は、口約束だけで済まそうというところがあります。言うこともコロコロ変わります。何事もきっちりしているのは本当に日本だけだと実感しました。
大韓航空は「10月20日にコンファメーションを出す」と言ったに関わらず、「11月にならないとわからない」など再度言い出し、私たちを非情に困らせました。予定が11月10日だというのに、何も確定できないことに、こちらは気が遠くなるくらい狼狽えました。さらに「当日にならないと料金が確定しない」と言いだす始末でした! 値段がわからない買い物などできないのと同じく、結局、CARE側が全力を尽くして交渉してくださいました。当初カーゴ1台1エリア貸し切りで、500万円以上の見積もりが出ていたのですが、380万円という数字を出してくれました。しかし、10月26日に、大韓航空は「無条件に全てのクライアントに対して従来のタリフや見積もりから1.5倍値上げする」と突然公式発表してきました。そこまで値上げされると、ただでさえこのために借金をしているのにもう本当に不可能です。必死の交渉の末、「今回は犬肉保護犬のボランティア搬送なのでこのケースに限り値上げをしないことが決定しました」と大韓航空から連絡がきました!
大韓航空に感謝です!
しかしその後、こちらで準備する手続きに必要な書類を大韓航空はなかなか出してくれず、依然マイペースな姿勢を貫き、こちらはキリキリマイの連続でした。
▢
10日は結局、夜の10時半ごろ関西空港を出発し、佐賀県と山口県へ分かれて向かいました。山口の施設「わんにゃんランド」へ到着したのは早朝。佐賀の施設「アニマルライブ」へ到着したのは翌日のお昼前でした。山口も佐賀も問題なく無事に現地へ到着しました。
「わんにゃんランド」オーナーの平山ガンマンさんからアドバイスをもらい、万一脱走された時の事を考え佐賀行きも山口行きも搬送中では決して犬たちをケージから出さずに、犬たちには「長距離だがこれを乗り越えれば天国が待っている」と我慢してもらい、犬たちを第一優先に考え、安全運転で目的地まで向かいました。
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搬送に掛かる経費として私たちは支援を募りました。搬送ボランティアさんは、名古屋、京都、大阪、兵庫、岡山、島根、などから関西空港へ集まりましたが、自宅から関空までの交通費は各自自己負担ということで、関空から山口または佐賀までの往復経費(ガソリン代、高速料金、レンタカー代)のみ、皆様に協力いただき集められた総額23万9,132円の寄付から支払わせていただきました。使わなかった分は、アニマルライブさん、わんにゃんランドさん、団体CAREへ3頭分し送金致しました。
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里親様のご希望は
●アニマルライブ(佐賀)・・現在アニマルライブでは人懐っこい子から徐々に散歩などの人間共存の訓練をおこなっています。 基本的に、佐賀県在住の方に限り養子縁組をされておられます。
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📍アニマルライブへ行ったワンコたち→
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●わんにゃんランド:山口
「基本的に〘信頼〙と〘責任〙が どれだけ その里親候補に存在するかどうかだけを私は重視しています。
この二点の細かな判定内容は話が長くなるので省きますが、例えばいきなり現れて事務的に対応してくる初対面の人には基本的にお断りしています。
人としての最低限のマナーをこちらで判断させて頂きそこで次にやっと飼育環境や トライアルに対しての認識やそれらを確認できる距離環境と(遠方であれば私の連携するメンバーがその地から確認が出来たりできるのであれば問題なし)何よりも先住犬との相性がクリアされたりです。
逆に60代以上の高齢の方であっても犬を思う気持ちが深く責任感がある方でしたら、何かがあってもシェルターでいつでもお返ししてもらうという約束のもとで喜んで 譲渡をします。」(オーナーの平山ガンマン氏より)
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https://www.facebook.com/watch/?v=960779481082878
📍わんにゃんランドへ行ったワンコたち→
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中国では“犬食禁止”も、韓国は・・・
犬の屠殺など犬肉ビジネスが未だに合法で実際に犬肉産業のある国は、中国、ベトナム、韓国、インドネシア、ラオス、カンボジア、などですが、HSI(ヒュメイン・ソサエティ・インターナショナル)の調査では、現在犬が人間に食べられている数はアジア全域で年間3,000万頭と言われています。
2020年4月2日には、広東省・深セン市が、「5月1日付で犬肉消費・産業を禁止する」と発表、中国初の「犬肉ゼロ市」となりました。 続いて2020年4月15日には広東省・珠海市(しゅかいし)が5月1日付で犬猫肉消費・産業を禁止を発表。中国で2番目の「犬肉ゼロの市」となりました。
2019年11月には韓国政府が「韓国犬肉終決に向けての犬肉問題議論委員会」を発足し、韓国初の犬肉実態調査や犬肉認識世論調査などがおこなわれました。
中国でも韓国でもベトナムでも、近年、若者を中心に犬猫肉反対派が増えてきて、昔ほどは食べられていないと言われています。一方日本では、未だに犬食や犬肉輸入は合法ですが、農林水産省・動物検疫所の資料によれば、2017年を最後に犬肉は日本に輸入されていません。逆に言えば、現在日本国内で販売されている犬肉は、2017年8月よりも以前に日本へ冷凍輸入されてきた肉となります。5年以上も冷凍保存され続けている肉を店で提供され食べても、健康被害面で大丈夫なのでしょうか?
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韓国犬肉についての最たる問題点、それは・・・
韓国では食用のために犬を飼育することは違法ではありませんが、問題は法で定められている「残酷な犬の飼育や屠殺の禁止」をほぼすべての犬屠殺場で違法におこなわれていることにあります。今回日本に入国してきた犬たちの約半数は、「生きたまま首吊りガスバーナーでマズルから焼き殺していた天安市違法屠殺場」から保護されてきた犬たちです。そこでは、苦しさで大声で犬が泣き叫ぶ事を不可能にするために最初に口元から焼いて殺していました。言うまでもなくこの屠殺法は完全に違法です。
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⇓の子たち
下の3つの画像は、「20年にわたり、犬を首吊り生きたままマズルから焼き殺してきた天安市の違法犬屠殺場から、実際に首吊られ焼き殺されていたところ団体CAREに急襲され奇跡的に助かった子です。のちにノバと名付けられ、現在アメリカの里親様と幸せに暮らしています。
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団体CAREとは・・ ・
今回日本に入国してきた犬たちのレスキュー者である韓国アニマルライツCAREですが、韓国で現在犬肉産業から犬をレスキューしている団体の中で、団体CAREほど顕著に活動をおこなっている団体は稀です。 現在CAREの傘下でwatchdogという違法犬肉農場の告発を専門にしている団体を立ち上げ、次から次へと違法犬肉農場を閉鎖へ追い込んでいます。(韓国犬肉農場の99.9%は何かしらの違法行為を犯しながら営業している)。
この世には2つのタイプの人間が居ると思います。
つまり、天安市違法屠殺場のように、生きたまま首を吊られ焼き殺されていたり、毛皮を剥がされたり、熱湯に放り込まれ殺されている動物の光景を目にした際 、
1)「私の家では飼えないからごめんね」と言って犬たちを助けもしないで通り過ぎていく人。
2)たとえ家で飼えなくとも、とにかくその生き地獄から脱出させることが重要だと考える人。
CAREは典型的な後者です。お金がなくても場所がなくてもとにかく事実を知ったならその地獄から救い出すことが何よりも先決で、「お金がない」「犬を保護する場所がない」という理由で、四肢を切り落とされ死ぬまで放置される運命や、生きたまま焼き殺される命を「なかったこと」には断じてしません。
その後、必死に、犬たちが住める場所や金銭を集めます。CAREは過去に重篤や助かる見込みのない重症の犬、狂暴すぎる犬たちを安楽死処分したことがありました。
しかしそれを責めるのであれば、「できない」を理由に生き地獄に放置したっきり「見なかったこと」にする行為は、責められないのでしょうか?
川で子供が溺れていたら、あなたは助けますか?
助けても自分は濡れるし、着替えの服は持ってきていないし、子供を助けた後に必要なお金もない、そんなことを考えながら子供をそのままその場に放置しますか?
もしCAREの行為を責めるのであれば、これからの動物愛護は、「お金がない」「保護するにおいての十分整った施設が無い」という理由に、窮地に陥った動物たちは救われなくなってしまいます。何事も完璧で準備万全であることはその場の命よりも重要でしょうか? まるでホテルのような動物保護施設でなければ動物たちを救うべきではありませんか? (韓国の一部の動物団体の動物保護施設はまるでホテルのように立派です)。
「とにかく救うことが最も重要。今やらなくていつやるの? その先の問題はあとで考える」と反DCMTのメンバーも考えます。
あなたはどう考えますか?
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なぜ韓国の犬肉犬がわざわざ日本にやってきたの?
韓国で犬肉産業から保護される犬たちは、年間1万~数千頭と言われています。毎年毎年それだけの数が保護されてきたわけですから、韓国国内の施設はどこも常時満員状態です。さらに韓国の住宅事情は日本と同じで中型~大型犬の養子縁組は極めて難しいです。な
のでこれまでは入国までの検疫手続きが2~3か月で終了する、大型犬の養子縁組が決まりやすい住宅事情のカナダやアメリカへ多く行きました。
一方、日本の場合は、入国までの手続き期間に8~9か月間を要します。その間の委託料やドッグフード代などはカナダやアメリカの数倍近く掛かり、犬を渡日させる為には、莫大な金額が必要となります。それがこれまで日本に多くの犬肉産業保護犬たちが来なかった理由です。空輸に掛かる費用はパケボラさんで通常1頭当たり数万円ですが、今回はコロナの影響で犬だけの搬送となり、大韓航空カーゴ機の2エリアを丸々レンタルした形で、搬送費だけで24頭で約350万円(実質)掛かりました。近年は韓国でも犬肉産業は下火傾向で、犬肉農場が閉鎖されつつあり、保護された犬たちが行き場を失っています。犬肉農場の規模によれば50頭、多い所では300頭も1度に保護され、受け入れ先が必要となるため、受け入れ先が見つからなければ結局保護されても行政により安楽死処分となります。今回の救助で、犬肉産業保護犬の受け入れ先として、複数の日本の団体様が挙手してくださっています。大変ありがたいです。コロナが終われば開始したいと思います。
まず日本の犬を救うことが先?
そのような意見はありますが、今回参加したメンバーの誰一人として、「日本の動物さえ不幸から救われればよい」などは考えていません。動物には国境はありません。人間が国境をつくった以前にどうぶつたちはこの地球上に存在してきました。あらゆる国であらゆる場所で誕生したいかなる命も、平等に、幸せに生きる権利があります。 また、金銭の問題でもなく、海外に居る命も国内に居る命も命の価値は皆同じのはず。
たとえば動物保護施設に数十億円費やし、収容数がたった100頭などである場合、「それだけ多額を費やしたのならもっと救える命があるだろう」と言えますが、海外で困っている命があり現地の人たちも助けるに非常に困難な状況の場合、「多額が掛かるから」と言う理由で見捨てるわけにはできません。苦境な状況に置かれた海外の動物たちや活動家たちから発せられたSOSを「なかったこと」にはできません。日本のどうぶつたちさえ幸せならそれでOK、とは思えません。日本の命であれ海の向こうの命であれ、平等に心配し、平等に想い、平等に愛すべきだと考えています。
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たった24頭救ったところで韓国犬肉産業犠牲犬はなくならない?
その通りです。今回24頭渡日させた目的は、日本のマスコミではほとんど報道されない海外の犯罪の温床であり残酷極まりない犬肉産業を啓発することも目的としています。皆さん、この事実をどんどん広めてください。 1人でも多く、犬肉産業という地獄に囚われているの犬や猫の味方になってあげてください。
犬は他国では食料!日本でも牛や豚は食べられている
そのような意見もありますが、「出来るだけ他者を犠牲にしない生き方」の選択は誰にでもできます。「犬を食べるなんて可哀想だけど、自分は牛や豚を食べるから、犬食を否定できない。だから悲しいけれど容認する」ではなく、犬食を否定するあなたは、牛や豚を食べることを止めることができます。
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そもそもなぜこの企画がたちあがったのか・・
2019年5月に、韓国の慶尚に位置する違法犬肉農場が団体CAREにより急襲され、閉鎖となりました。その際食用に囚われていた64頭の犬たちが保護されました。しかし例の如く、62頭もいっぺんに行き場はありません。ですので、愛犬家の韓国市民たちは、ソウル国会前で、犬たち64匹と共に野宿をし始めました。「政府はこの問題を早く解決しろ!」という抗議も兼ねてです。
その頃より、韓国アニマルライツ団体CARE理事で反DCMTJapanのメンバー 兼 専属現地レポーターであるソヌ氏と反DCMTJapanは「できたら日本でも養子縁組で協力したいね」と毎日のように話していました。
反DCMTJapanの代表とメンバーが韓国を訪れた際、国会の野宿広場に私たちも犬たちの世話をしていたのですが、たまたまその時に「わんにゃんランド」の平山ガンマンさんからの電話を受け取りました。「自分も韓国の可哀想な犬たちに協力したい」と言ってこられました。そこで「国会前の行き場ない犬たちを日本に入国させるプラン」が、まず、立ちあがりました。その数日後に偶然、「アニマルライブ」の岩崎ひろみさんから連絡がきて「もう我慢できない。犬たちが可哀そうすぎる。自分も協力したい」と言って来られました。最初は、国会前の野宿犬たちを養子に向かえる為の渡日プランでした。
上の画像:国会前野宿の64頭の犬たちと反DCMT、そして現地の活動家様と日本からの活動家様たち
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しかし2019年7月21日 ボクナル前日に、団体CAREは天安市の違法屠殺場を急襲。そこでは犬を、他の犬たちの視界内で、生きたまま首吊りバーナーで焼き殺していた酷い場所でした!
国会前で野宿している犬たちは野宿ではあるが生活場があります。しかし天安市の100頭は保護されても、まったくどこにも行き場がありませんでした! 仕方ないので仲間の死体が散乱している犬屠殺場にてしばらくの間犬たちを生活させることになりました。その時の情報はこちらをご覧ください
https://powerofcompassionforanimals.org/tenanshi_24dogs
天安市違法屠殺場保護犬たちのほうが急遽行き場を要する事態でした。さもなくばすぐに安楽死処分となります! ですので、日本へはこの犬たちの受け入れを決定しました。100頭のうち、一部は韓国で里親が見つかり、一部はカナダやアメリカへ養子縁組で渡り、一部は韓国の他の団体の元へ、そして一部が今回日本へやって来たわけです。2020年11月10日に渡日した子たちは「最後の最後まで行き場が見つからなかった子たち」です。つまり、酷くトラウマがあり、酷く人を恐れる「里親が見つかりにくい子たち」です。しかしガンマンさんやひろみさんの「人を恐れるようになったのは、100%人間のせい。どんな子でも等しく愛おしい」という申し出により、最後の最後まで貰い手の見つからなかった11頭が日本に来ることになりました。韓国滞在中(日本入国検疫手続き中)の韓国ボランティアさんたちの手厚い看護と暖かな愛情により凍りついた心の壁は徐々に溶かされ、さらに、これから日本でアニマルライブさん、わんにゃんランドさんの所で温かな愛情に覆い包まれ、さらに人間を信頼していってくれるに違いありません。
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24頭を日本で引き受けるにあたり、反DCMTJapanがサポートする韓国のアニマルライツ団体CAREはビデオメッセージを反DCMTJapanのライブ動画(2020年9月22日)などで公開しました。以下がその大要です。
「今回の24頭はとても意義深い存在です。日本はいろいろな場面で韓国より先進的で、動物福祉が高い。少なくとも犬は食べませんから。ところが韓国には犬食を『文化』だという国民がいるのです。与党の一部の政治家が犬食廃止を拒み続け、段階的に犬肉産業を廃止すると宣言していた文存寅大統領も有言実行しません。 韓国国民として恥ずかしいことですが、日本の皆さんにも、韓国の犬肉の実態を知っていただきたい。反韓反日感情が互いにある国民ですが、今回は犬のことを考えて、受け入れが実現しました。殺処分される日本の犬より韓国の犬が価値があると言っているのではありません。命は等しいのです」(アニマルライツ団体CARE理事 兼 反DCMTメンバー・ソヌ氏より)」
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🔶 記事の補足・訂正のお知らせ 🔶
「韓国保護犬が渡日した」ニュースは法改正に必要な要素であります。しかし今回の(2020年11月26日掲載)ディリー新潮ならびにyahooの記事ではキーポイントからディテールに至り事実と異なる点がございますので、補足・訂正いたします。
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1)「空輸に掛かる搬送費用は通常犬1頭につき2~30万円」と書かれていますがそれは欧米へのカーゴ空輸の話で、日本へは通常のケース(フライトボランティア)で1頭につき数万円掛かります。今回の貨物空輸(犬だけの搬送)では1頭につき14万円程でした。
2)「検疫手続きが終了し輸入の許可が下りるのは、日本の場合は最大で半年間もかかる」と書かれていますが、実際には、日本入国のための検疫手続きだけでも最低7か月間を要します。然るに、迅速におこなった場合でも、犬の日本入国のための準備期間としては8~9か月は必要です。
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3)中国・深セン市は今年5月に「犬と猫の肉の販売や消費を禁止する」と発表したのではなく、発表されたのは4月で、2020年5月1日からの施行で犬猫の肉を食べることは禁止となりました。
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📍BBCニュース記事→ https://www.bbc.com/news/world-asia-china-52131940
4)今回の保護活動は、日本のアニマルライツ団体「反DCMTJapan」が窓口となり、韓国のアニマルライツ団体「CARE」、「わんにゃんランド」(山口県)、「アニマルライブ」(佐賀)の4者、そして反DCMTのメンバー5名を含む日本各地から集まった十数名のボランティアさんたちの協力のもとで行われました。
5)記事の最後に、「韓国のCAREは、ビデオメッセージを北田氏に託している」と記載されていますが、韓国のCAREも反DCMTJapan韓国メンバーのソヌ氏も北田氏はおろか誰にもそのようなビデオメッセージを託した事実は一切ありません。 ※韓国の団体CAREは反DCMTのパートナーであり、団体CAREの理事を務めるソヌ氏は、反DCMTJapanの韓国メンバー 兼 韓国現地の反DCMTJapan専属レポーターです。
ソヌ氏が上記を述べたのは、2020年9月22日と8月23日に行われた反DCMTJapan主催ライブ動画内でのことでした。
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6)韓国では食用のために犬を飼育すること自体は違法ではありませんが、問題は、その処理方法が残忍な点に加え、9割以上の犬屠殺場や犬肉農場が法を犯しながら経営している部分です。違反に対する処罰は非常に緩く「違反して罰金を支払ったほうが儲かる」と犬肉業者らは口を揃えて言っている始末。今回、日本にやってきた犬たちの一部が食用に囚われいた違法犬肉農場では、ガスバーナーで口を炙って殺すという酷いやり方でしたが、残酷な上にその行為は明らかな法律違反であったにも関わらず、違反に対しての処罰は「口頭注意」だけでした。このような甘すぎる処分は現在問題として最も注目されています。
7)韓国の救助された食用犬が養子縁組のために日本へやって来たのは、過去に数頭ですがありました 。
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📍問題のyahoo記事
https://news.yahoo.co.jp/articles/0355bd748d9432b7fd2ca5cd42b725b6b3e414ee
📍問題のディリー新潮記事
レス溜め込んでいると感じます。キューする人達から受ける雰囲気は明るさ、爽やかさ、まさに天国を感じます。動物を苦しめている人からは重い地獄を感じます。キットその人にやったことの善悪のエネルギーが必ず誰も見ていなくても自分自身の命に刻んでいると感じます。必ず自分のやったことは返ってくる!良いことも悪いことも。悪いことをして天国へ行けるはずないですね!家も繁殖ですがレスキューされたワンちゃんがいます。歯は一本もありません。しかし我が子同然です!
レスキューされた方々の勇気またどんなに悲しく辛いものなのか頭が本当に下がる思いで一杯です!
ありがとうございます!うちにも悪徳繁殖からレスキューされたワンチャン 歯は1本もなく下顎も無く盲目の子がいます どうしてこんな酷いことができるのか・・・ ただただカルマを祈ります。動物を人間の奴隷のように扱うことには絶対反対です。