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犬や猫を食べる風潮が乏しいこの日本にあっても、遡れば、食料としてやむを得なく食べていたという様々な痕跡は残っています。
日本では、弥生時代頃に犬を食べる風潮があったのではないかという研究もあり、第二次世界大戦中から戦後のどさくさの時代の食糧難で、犬や猫を食べたという話も残されています。
特に戦時中は、日本全国各地のペット犬やペット猫が、飼い主がいるにも関わらずに屠殺されました。いわゆる供出のためです。
戦争中、日本政府は、物資の提供を国民に強制的に要請し、金物やら布やらを、戦地の軍人の活躍のために役立てました。その制度を「供出」と呼びますが、鉄は溶かして武器にしたり、布は衣服に転用するなどの工夫が強いられていました。
その中で、毛皮と肉を得るために、一般家庭で飼われている犬や猫を、「供出」という名目で徴収していた事実があります。「お国のために」という大義名分がある以上は拒否すれば非国民扱いになるので、多くの飼い主は泣く泣く自分のペットを供出品として差し出す他ありませんでした。
この悲惨なエピソードは、2020年5月に西日本新聞meが公開した「戦時下、ペットにも及んだ供出…将兵の防寒着に使われた犬の毛皮」という記事にも記載されています。⇓
“犬猫献納運動は1944年に本格化し、種別を問わず多くの犬猫が供出されることになった。1940年に戦争推進のために組織された大政翼賛会の傘下で、町内会の隣組が末端の生活までを統制し相互監視が行われ、愛玩動物を飼うことは容易ではなかった。野犬はもとより、ペットの犬猫も戦争のために捕らえられた。目的は毛皮を取ることであった。食肉にも供された”
当時、ペットを守ることは、国民の間での相互監視により相当難しかったことがううかがえます。
供出対象となったペットは、大抵、各自治体の役場などで殺処分されていたと言われています。
「殺されるときに聞いたことがない声で鳴くので、恐ろしくて耳を塞いだ」と当時の方たちは話します。
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