ベトナム:コレラ勃発 犬肉が原因で



ベトナム:コレラ勃発、犬肉が発生源に !

2009年4月20日 

2009年初のコレラ患者がベトナム保健省により報告されました。感染者の住居のハノイ市トゥーリエム区付近一帯は隔離されました。 

当局の報告では国立衛生疫学研究所の検査により51歳の男性にコレラ菌の陽性反応が見られたとのこと。患者は前日に生野菜や海老のペーストそして「犬肉」を食べたと発言しています

 

感染患者の住居付近、そして地域内の犬屠殺場や犬肉店の調査が当局により始められました。結果、地域内には49軒もの犬肉レストランがありましたが内4店は無許可営業をしていました。店は即座に閉鎖となり、犬肉のサンプルが採取されました。 

写真:ペット犬を抱えながら犬肉を購入している女性。ベトナムではまだまだペット犬と食用犬はまったく同じ犬だという認識が薄い
写真に「THIT CHO」と書いていますが、これは「犬肉」のことです

2009年5月13日 には別のコレラ感染の発表がありました。ハノイ市感染3名、 ハイフォン市5名、バクニン省9名、タインホア省7名、ハイズオン省2名、ナムディン省1名、クアンニン省1名など。 

ハドン市の4か所の犬屠殺場からは犬肉サンプル5点からコレラ菌が検出されました。 

4月15日以来182名の急性下痢患者が搬送されましたがそのうち3名はコレラ菌に感染していました。 

ハドン市の4か所の犬屠殺場は野犬狩りをしていてそれぞれ日に10頭から20頭もの犬を殺害し、死骸(生肉)をハノイ市の犬肉レストランに卸していました。 ハノイ当局はまた、ハノイ市内18か所の池と湖合わせて25種もの水のサンプルを検査し、コレラ感染者を輩出した地域からは55点の水道水のサンプルを検査しましたが結果はすべてネガティブでした。 

 ハノイ市の複数の病院では、急性下痢で搬送された患者数が急激に増加し、半数以上にコレラ菌が見つかりました。しかし専門機関ではいまだ検証されていません。 

ソース:

 https://web.archive.org/web/20090520030813/http://english.vietnamnet.vn/reports/2009/05/847602/ 

 https://web.archive.org/web/20090427153200/http://english.vietnamnet.vn/Health/2009/04/843532/ 

など 

写真:ベトナムでよくみられる光景。典型的な犬肉商人が犬を屠殺場に搬送しています。これもまったく違法ではなく、現地活動家たちは犬を1頭1頭買い取る方法でしか犬の命を救うことができません。

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📍追記:

日本は2009年度20トンもの犬肉を輸入していますが、ベトナムからではなく中国からでした。

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